心に関して

『子どもたちの未来のために本当に必要なものは何なのかを探求してまいります』

【心を育てる】

小学生が行なう野球は楽しくなければいけません。
楽しむためにはルールや仲間、道具や環境など大切にしなければならないものがたくさんあります。
子ども達には野球を通して生きて行く上で人として大切な「道徳心」を身に付けられるようチーム一丸となって取り組まなければなりません。

【心が見えない】

今まで多くのチームであまりにも理不尽な扱いを受けている子どもたちをたくさん見てきました。
学校のない日は朝から日が暮れるまで休む間もなく猛練習。コーチにはデカイ声で怒鳴りまくられ、心も体もくたくたに・・・ひじや足など体を痛めたまま我慢をしながら練習をこなして行く。
他のチームよりたくさん練習をしないと大人が不安になり、練習内容よりも練習時間を闇雲に増やし、疲れ果てた子どもたちを見て満足する。
まだ、10才そこそこの子どもたちに何故そこまでさせるのでしょうか?
それは、大人たちが何としても、今「勝ちたい」からです。
「チームの為だから」と言う指導者の都合のいい決め台詞に、どれだけ多くの子どもたちが犠牲になって来たでしょうか!
勝利を大優先にすると犠牲になる子どもが必ず出てきます。
試合に出れば無理を承知で出し続け怪我をするまで頑張らせる。野球の技術が他の子よりも少しだけ劣っていると「補欠」と称され相手にもされない。野球の優越だけで人格否定までされてしまう。
そんな環境では、親も我が子がレギュラーになれるよう必死になります。家へ帰れば駄目出しをしながら自主練習。一生懸命頑張り疲れ果てた子どもに、もっと頑張れ!もっと頑張れ!もっと!もっと!と「我が子のため」?に必死です。
「チームのため」「我が子のため」本当は、大人同士のつまらない優越感の為に子どもたちを利用しているのではありませんか。
日々の練習や試合の中から子どもたちが自分自身で「考え」「気づき」「感じ」一人の人間として自立できるようサポートするのが大人の役目です。
大人の自己満足の為に必要以上の厳しい練習をさせたり、大きな声で威圧をし管理をしても子どもたちの「心」や「体」の成長は望めません。

【礼】

球場で響き渡る、子ども達の「ハイ!」「お願いします!」「ありがとうございました!」などの大きな声にスポーツマンとしての素晴らしい姿と、関心してしまう。
しかしこの「礼」「挨拶」が、本来の意味を本当に成していかどうかは、はなはだ疑問でもある。

子ども達が、しっかりと大きな声で「礼」「挨拶」が出来ないと、大人(指導者)が周りから軽視され恥ずかく思い、その意味を子ども達に理解させずに、ただただ大きな声の「礼」をさせて大人が満足しているのではないか。
大きな声で「礼」をする事自体が目的のように思えてしまうのである。
本来、「礼」は、自己の利益を求めず、相手に対する敬意、尊敬、感謝の思いが形としてあらわれたもののはずである。
グラウンドへの「礼」、指導者への「礼」、対戦相手への「礼」など、グラウンドの中には、子どもとしての道徳心を身につけられる場面がたくさんある。
「礼」の意味を理解していれば、プレイボール直後に相手をののしり汚いヤジを口にするようなことは無くなるはずである。
もちろん大人は、子ども達へのお手本となるべく、礼節を重んじながら少年野球に関わることは言うまでもないのだが・・・もしかしたら、これが一番の難題かもしれない。

【子どもを非行に走らせる方法】

 1.幼い時から関心を持たず、放っておこう。
 2.欲しがるものは何でも与えましょう。
 3.子どもの間違いや失敗を理由を聞かずに叱りましょう。
 4.どこで何をして遊ぼうが気にしないようにしましょう。
 5.兄弟や他人と比較して「おまえは駄目だ、馬鹿だ」と言いましょう。
 6.家族の時間や団欒は無駄だと思いましょう。
 7.良いことは褒めず悪いところを指摘しましょう。
 8.夫婦仲悪く相手の意見を子どもの前で否定しましょう。
 9.金こそすべてだと思いましょう。
10.社会・学校・警察などの悪口を言いましょう。

これは、長年子ども達の生活指導ボランティアをやられている方々が多くの経験からまとめた言葉です。
「子どもを非行に走らせる方法」とはドキッ!としますが、誰もが一つや二つは思い当たるところがあるのではないでしょうか。
誰も我が子を非行に走らせたくはありません。実際には多くの親がこれらのことに気をつけながら子どもに接し生活していることかと思います。
では、少年野球のチームではどうでしょうか、この10カ条は何も家庭内だけのことではありません少年野球にもすべて共通する事柄です。
ちなみにこれを少年野球に当てはめるとこうなります。

 1.見込みのある子には関心を持ち、見込みのない子は放っておこう。
 2.準備や後片付けは大人がやってあげましょう。
 3.子どもの間違いや失敗を理由を聞かずに叱りましょう。(原文同じ)
 4.練習以外の普段の生活態度は気にしないようにしましょう。
 5.兄弟や他人と比較して「おまえは駄目だ、馬鹿だ」と言いましょう。(原文同じ)
 6.家族の時間や団欒よりもチームを優先させましょう。
 7.良いことは褒めず悪いところを指摘しましょう。(原文同じ)
 8.指導者同士仲悪く相手の意見を子どもの前で否定しましょう。
 9.勝利こそすべてだと思いましょう。
10.他チーム・子ども達・審判などの悪口を言いましょう。

このように一部を少し変えただけですが、少年野球ではよく見かける光景になります。
この10カ条は「子どもに野球(チーム)を嫌いにさせる方法」とでもなるでしょうか。
もし、こんなチーム環境の中に子ども達がいるとしたらそれはけして良いことではありません。
子ども達の心や体の成長に悪影響が現れないうちに環境を換える必要があります。

子ども達の成長に必要なのは猛練習でも勝利でもありません。
子どもは子どもらしく!それは、歳相応の道徳心と年齢に沿った練習の中から自然と身に着くものです。
我々大人は、その環境作りをすることです。

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